「レッツタップ」レビュー

世界初、コントローラを“持たずに”遊ぶ、新感覚!!


Wii専用ソフト「レッツタップ
発売元:セガ
ジャンル:タップアクション
プレイ人数:1〜4人
使用ブロック数:1(コピー可)
セーブデータ数:1
CEROレーティング:A
プログレ・ワイド対応
タップボックス2個同梱


中裕司氏のオリジナル新作として話題を呼んだ本作。
Wiiリモコンを箱の上に置いて箱をタップし、その振動で操作するというのが最大の特徴。
パッケージがやたらとデカいのは 専用の「タップボックス」が付いているためですね。
意外と大きく、しっかりとしたつくりになっています。


本作は、メニュー操作も全てタップで行います。
シングルタップでカーソル移動、ダブルタップで決定 となっていますが
カーソル移動は一方通行で、またシングルとダブルの使い分けが難しいため、
普通にリモコンでの操作をおすすめします。

ゲームそのもののつくりはミニゲーム集ですね。
五種類のゲームが入っているのでひとつずつ紹介します。



「タップランナー」
タップでキャラクターを走らせて、ゴールを目指します。
ジャンプや綱渡りなど、単なる連打ゲーにならない仕掛けが用意されています。
誰でもすぐ楽しめると思います。


「リズムタップ」
簡易「ドンキーコンガ」です(笑)
曲はほぼオリジナルで、なかなか素敵な曲が揃っています。
タップの強弱が指示されますが、無視してもミスにはなりません。
ランクには大きく影響しますけどね・・・


「サイレントブロックス
ジェンガ」で(ry
人数無制限の「アンリミテッド」モードは 崩したら負けという単純なルールですが、
一人用の「アルケミスト」は同色のブロックを三つ隣接させて消すという
パズルゲームっぽいルールになっています。


「バブルボイジャー
タップで自機を操るSTG風のゲームです。
フワフワした操作感で、もどかしさが楽しいです。
本作で最も複雑なゲームかと思います。


「ビジュアライザー」
これを「ゲーム」といって良いのかどうか・・・
名前通りの環境ソフトですね。
「花火」「海」「絵具」といったテーマがあり、
タップすることで色々な反応があります。
特定のリズムでタップすることで特別なことが起こったり、
それなりに作り込まれている印象はあります。







初めはとても楽しいですし、今までに無い作品であることは確かです。
しかし如何せんモードが少なく、独特なのは操作だけなので飽きは早いですね。
多人数で遊ぶとかなり盛り上がりますが、
逆にリズムタップ以外は一人でやってもあまり楽しめませんでしたね。

レッツキャッチ」同様Wiiウェアで良かったのでは?とも思いますが、
一応 箱を同梱する必要があったのでしょうね・・・。
コストパフォーマンスは良いとはいえませんが、こうした挑戦的な作品の存在は頼もしいですね。