「ソウルキャリバー レジェンズ」レビュー


物語を紡ぐ伝説の剣と共に・・・


Wii専用ソフト「ソウルキャリバー レジェンズ
発売元:バンダイナムコゲームスナムコレーベル)
ジャンル:体感剣劇アクション
プレイ人数:1〜2人
使用ブロック数:1(コピー可)
セーブデータ数:5
CEROレーティング:B(セクシャル・暴力)
ヌンチャク専用
プログレ・ワイド対応




対戦格闘ゲームの「ソウルキャリバー」がアクションゲームとなった外伝的な作品。
最大の特徴は Wiiリモコンを振りまくる操作方法ですかね。
剣を振り回して敵をなぎ倒していくのは純粋にキモチイイです。
リモコンを振る方向やタイミングによって攻撃が変化し、派手な連続攻撃も出せます。
一見 一騎当千型のゲームに思われがちですが、敵は結構固いですし、囲まれると軽く死にます(笑)。
敵との間合いやモーションの隙を意識して立ち回る独自のおもしろさがあります。


「ソウル」シリーズはGC版のⅡくらいしかプレイしたことが無く、
今作もゲストキャラのロイドのために購入したようなものでしたが 結構楽しめました。
ジークフリートが主人公のストーリーも、わりと面白かったです。
ひとつのステージが短めで、手軽に進められるのもいいですね。
二人での対戦・協力プレイもかなり盛り上がりましたよ。



難点はといえば まずカメラワークが悪い。壁際に追い詰められるとキャラクタが見えなくなります。
また、ステップ(回避)がヌンチャク振りに割り当てられていますが、
これがどうにも出しづらい。思い通りの方向に移動できることは稀です。
斬撃のレギンレイヴ」の神速と同じ と思っていただくとわかりやすいと思います。
ステップで間合いを一気に詰めて斬りかかる、敵の攻撃をかわして反撃する、
といったアクションが面白いだけに非常に残念な点です。
そして ステージ中の罠や敵の飛び道具等のいやらしい仕掛けがあり、
ダメージを受けたときのリアクションもいちいちモッサリしているので
爽快感が大きく削がれてしまっているのもマイナスです。
キャラクタボイスが少ない(会話シーンはボイス無し)のも個人的には残念です。




初期のサードにありがちな「とりあえずリモコン振らせとけ」的な
やっつけタイトルかと思ってましたが、予想以上に楽しかったです。
ドラクエソード」同様、モーションプラスに対応した続編希望です。