北米版「エピックミッキー ミッキーのふしぎな冒険 体験版」プレイインプレッション

※北米向け体験版のプレイインプレッションです。
 ・固有名詞の翻訳等はかなりテキトーです。
 ・製品版および日本版とは仕様が異なる可能性があることをご承知おき下さい。



国内発売未定(※)の 3DS版「エピックミッキー」。
北米eショップにて体験版の配信が開始されましたので、インプレッションをお送りします。




※2013年6月20日追記
スパイク・チュンソフトによるローカライズが決定しました。
ニンテンドー3DS専用ソフト「ディズニー エピックミッキー ミッキーのふしぎな冒険」として
2013年9月26日に発売予定です。





前作にあたるWii版「魔法の筆」はなかなか楽しませてもらいましたが

3DS版のスクリーンショットを見た私の第一印象は、
「エピックミッキー2というより マジカルクエスト4じゃないのか?」でした。
3Dアクションだった「魔法の筆」から一変、
2Dドット絵の横スクロールアクションになっていたのですから 驚きましたね。



しかし、やはりゲームは遊んでナンボです。
この「PoI」、想像以上に「エピックミッキー」してました









プレイヤーキャラであるミッキーの基本アクションは、移動とジャンプ。
加えて3つの攻撃手段があります。
自身の体を回転させる「スピンアタック」や、
マリオよろしく ジャンプしてタイミングよく敵を「踏みつけ」たり、
水平に「インクを飛ばす」ことができます。
インクの種類は おなじみの「ペイント」と「イレイサー」を切り替えることができ、
どちらで敵を倒すかによって ドロップアイテムが異なってきます。
このへんは「魔法の筆」と同様ですね。



これらのアクションを駆使して、随所に囚われているディズニーキャラクターを「レスキュー」しつつ
各ステージを攻略していきます…。







ところがここで、目の前にそそり立つ壁が!
ジャンプではとても届きそうになく、近くにギミックもありません。



そこで、下画面に注目してみます。

下画面には 現在のステージの構成を簡略化した図が表示されているのですが、上画面に無い何かがありますね。
ここでタッチペンを取り出し、下画面の謎オブジェクトの輪郭にタッチ!



ペイントモードに移行し、サインが表示されます。
このサインをはみ出さないように綺麗になぞって「ペイント」すると…



上画面に足場が現れました! これで先に進めますね。










さて、今度はこんな場面に遭遇しました。
敵、邪魔ですよね。
敵が乗っている足場を消すことができたら、敵は穴に落ち トゲに刺さって倒れそうな気がしませんか?



ここでも下画面に注目です。

今回は、輪郭ではなく 既に実体が描かれています

イレイサーで消してしまいましょう!



イレイサーモードでは、タッチペンで 消しゴムをかけるように
表示されたマークを塗りつぶしていきます。
効率良く塗りつぶすのはなかなか難しく、工夫が要りますね。



すべて塗りつぶせば…



足場が消え、ついでに落ちた敵もトゲに刺さって消えました。







「魔法の筆」の特徴であった「ペイント」と「イレイサー」のシステムは、本作ではこのようなカタチで登場します。
一見すると 一手間挟んだだけの単純なギミックに見えますが、
体験版の段階でも 合わせ技的なちょっと捻った発想を求められる局面があり、なかなか侮れません。
タッチペンを使用するので「魔法の筆」よりもペイント感が強いのもグッドです。



しかし、ポインターのおかげで 通常アクションとペイントがほぼシームレスになっていた「魔法の筆」と異なり、
両手でホールドするボタン操作からタッチペン操作に持ち替える必要のある「PoI」では、
ペイントのアクションが 次第に煩雑に感じられるようになってしまうであろうことは想像に難くありません。
製品版の中盤以降が、それを感じさせないレベルデザインになっているといいのですが…





また 本作は3D映像に対応していますが、立体視の恩恵はほぼ全くありません
背景は一応多重レイヤーになっていますが、深度も浅く
シーンによってはほとんど2Dと変わらない状態になることもあります。
この先のステージではどうなっているかわかりませんが、3D映像への期待は するだけ無駄でしょうね。





さて、難点も見られましたが 総合的に言えば
「エピックミッキー」を見事に2Dアクションとして落とし込んでいると思います。
二画面・タッチスクリーンなどを活かし、3DSで遊ぶエピックミッキー”がしっかり考えられていると感じました。
ディズニーキャラも多数登場し、魅力的な世界観もしっかりと味わえそうです。
(「魔法の筆」に比べるとメジャーなキャラが増えてる感じではありますが。)
据置機版の「Power of Two」ともども、是非ローカライズを期待したいですね。









どこに要望出せばいいんだろう…
任天堂スクエニ?ディズニーISの日本法人?