「Newニンテンドー3DS LL 充電台」レビュー


いよいよ発売された Newニンテンドー3DS。私はLLをチョイスしました。

快適な3DSライフに欠かせないのは やっぱり充電台!ということで、
「New」仕様の充電台を使ってみた感想をお届けします。





こちらが充電台本体です。
New3DS用の充電台はカラーバリエーション展開がなされていますが、
New3DSLL用の充電台は「ブラック」一色のみ。

とはいえ、旧シリーズ用の充電台と異なり
パッケージにカラーが明記されているところからし
こちらも将来的に新色の発売が想定されていると見てよさそうです。




裏側はこんな感じで




こんな風にACアダプタを接続して使います。




配線も なるべくスッキリと目立たない設計になっていますね。










スタンドとしてはタテ置き型になっているため、
平置き型だった旧シリーズ用の充電台(写真は3DSLL用)と比べると ぐっとコンパクトになっていますが、
横幅は少し広がっているように見えます。







実際にNew3DSLL本体を載せてみました。
かなり省スペースで こじんまりとした趣です。
おしらせランプの部分に穴が空いていますが、
これによってNew3DS本体の状態を把握できるだけでなく
前後の向きの違いがハッキリわかるようになっており まさに一石二鳥の工夫と言ったところ。
ツヤのある本体外装と合わせて、なかなかオシャレな見た目に仕上がります。











ここからは不満点を。


「充電するだけの台に良いも悪いも無いだろう」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、
残念ながら 気になる点がありました。





まず、本体の充電端子と 充電台側の接点がシビアであるということ。


写真は 充電台にNew3DSLL本体を垂直に設置した状態ですが、
この状態で固定されるわけではなく、
前後5度くらいのアソビがあり New3DSLL本体が 僅かな揺れや刺激で簡単に傾いてしまいます
そして、写真のような垂直状態から外れてしまうと 接点が離れ 本体への給電が停止されてしまいます

感覚としては、本体が安定する角度が 前のめり・垂直・後ろ寄りの三箇所存在し、
このうち「垂直」な状態でのみ 安定した給電がされている…という印象です。




これの何が問題かというと、
「充電していたつもりが まったく充電できていなかった」という事態を容易に招いてしまうところです。



これは旧シリーズを使っていた時にも不満に感じていた点で、
旧シリーズ用の充電台は、給電用の接点から反対方向に下りの傾斜が付いているため
3DS本体が重力に負けて接点から微かに離れてしまい 接触が悪くなる状態になりやすいという問題を抱えていましたが、
タテ置き型になったNewシリーズ用の充電台は 重力が接点の方向に働く構造になっており
こうした問題が改善されるのではないかと期待していました。


ところが実際は(言葉通りの意味で)別のベクトルでの接触不良が起きやすい構造だったということで、
この点は非常に残念です。




もう一点、充電台に本体を設置した状態でNew3DSLL本体だけを持ち上げようとすると、
充電台も一緒に持ち上がってしまいます。


使っているうちに摩耗してくるのかもしれませんが、
今のところ 取り外すには充電台の方を軽く固定してやる必要があり、
これまでのように サッと片手を伸ばして本体を取り上げるのは難しいです。
片手で持ち上げようと思うと、親指・人差し指・中指で本体を掴み 薬指と小指で充電台を押さえ…と
少しコツが要るようになってしまっています。




これら二点の問題点、つまり
しっかり固定されてほしい部分にアソビがあり
アソビがほしい部分がしっかり固定されてしまう
という 構造上の欠陥により

ポンとスタンドに置いて簡単に充電し
遊びたいときにサッと取り上げる という
専用充電台のメリットが完全に死んでいます。


多少なおざりな扱いでも安定した給電が行われるような工夫が欲しかったですね。






最後に、こちらは不満というより要望ですが
ACアダプタは左右どちらの側からも差し込めるようにしてほしかったです。


充電台の左側から差し込んで コードも左側に逃がすデザインになっているのですが、
コンセントと充電台との位置関係によっては スマートさを欠く場合が出てくるでしょう。
左右のどちらにもコードを逃がすことができれば、より場所を選ばずコンパクトに設置できたのでは…
なんて 感じてしまいましたね。










数日間使ってみないと実際の使用感はわからないのかもしれませんが、
初日の印象としてはかなり悪いですね…。