WiiU「ズンバ フィットネス ワールドパーティ」ズンバコントローラーベルトは本当に必要なのか試してみた。


人気シリーズのWiiU版が、二度の延期を経て いよいよ日本上陸です。






こちらがパッケージ。
通常のWiiUソフト三本分ほどの厚みがありますが、その理由はもちろん同梱物です。







箱の中身がコチラ。
ゲームディスクに加えて、ゲームで使用する「ズンバ コントローラーベルト」が付属しているのです。








長さはおよそ120cm強。ベルト部分の幅は8cm程度です。




これの中央部分のポケットにWiiリモコンを挿入して…








このように、腰に巻き付けて使用します。


Wiiリモコンボタン部分が外側・ポインター部分が上側になるよう挿入し、
腰の右側にくるように装着するのが正しい状態とされています。

ベルトの部分は マジックテープで簡単に固定できるようになっているので、装着に手間取ることは無いでしょう。




注意すべきは、ベルトのポケット部分にゆとりが無いことです。
すなわち、ベルトに挿入するWiiリモコンあらゆるアクセサリーを外した状態でなくてはなりません。
Wiiリモコンジャケットを装着した状態では まったくサイズが合いませんし、
正しい向きに入れようとすると、ストラップさえも干渉し 挿入できません。


逆向きにしてしまえば、ストラップを外に逃がすことで挿入できますが、
正しく挿入しようとすると、やはり完全にWiiリモコンのみの状態にするしか無さそうです。




ちなみに、内側のタグにも
「ズンバを遊び終わったら ジャケット付け直しておいてくださいねー」的な内容が多言語で記載されていますが
残念ながら日本語はありません。




ズンバを遊ぶ度にジャケットやストラップを取り外すのはかなりの手間です。
ご家庭で余っているWiiリモコンを ベルト専用にしてしまうのも良いですが、
できるなことなら、もっと手軽に遊びたいですよね。




そこで ここからは、このコントローラーベルトが
ゲームを遊ぶうえで本当に必要なのか?ということを軽く検証しつつ
ゲーム内容を見ていきたいと思います。








基本的なシステムはジャストダンスなどとまったく同一。
画面に表示される振付に合わせて身体を動かす、エクササイズゲームです。
このプレイヤーの動きを検出するのに ズンバコントローラーベルトが使用されているというわけです。


他の類似作では Wiiリモコンを右手に持ってプレイするスタイルが一般的ですが、
本作は腰に巻き付けてプレイすることになりますので、ハンズフリーで遊べる点がメリットですね。


もっとも、ベルトに装着してしまうと Wiiリモコンのボタンを操作することができませんので、
メニューの操作などは WiiU GamePadで行うことになります。
なお、Wiiリモコンが複数あったとしても、ベルト用とメニュー操作用とで役割を分担させることはできないようです。
二本目のWiiリモコンを接続しても、2P用として認識され 1Pモードのメニュー操作に割り当てることはできませんでした。






さて、実際に コントローラーベルトがどこまで実用的なのかを判断するために
以下の三つのパターンで同一楽曲をプレイしてみました。




①正しい向きでベルトを装着した状態
②ストラップを付けたままのWiiリモコンを逆向きで挿入したベルトを装着した状態
Wiiリモコンをそのまま右手で持った状態


プレイする楽曲は「1865[96 DEGREES…]」。
私は初めて耳にする曲です。
(というか、収録曲の中に 私が知っているものはひとつもありませんでした)




この結果、それぞれのリザルトは以下のようになりました。


①正しい状態
スコア:32000
消費カロリー:10
テクニック:51%


②逆向き
スコア:18500
消費カロリー:10
テクニック:29%


③リモコンだけ
スコア:28000
消費カロリー:10
テクニック:45%




…なんとも言いがたい結果です。
いずれも消費カロリーは一定の値を示していますが、
スコアなどは①と②で顕著な差が出ています。
かと思えば、③では①に対して遜色ない数値が出ていると言えるでしょう。


ただ、いずれの場合も プレイしていて違和感を覚えることはありませんでしたので、
手応えとしては ぶっちゃけベルト無くていいと思います。







その他に特徴的なのは、全編にわたって実写映像が使用されている点で
多国籍なロケーションやインストラクターが用意されています。
ご褒美要素として 世界各地の写真やスタンプを集めることもでき、
「ワールドパーティ」の看板に偽りなし、という感じです。


また ダンスを踊っている最中、WiiUGamePadの画面には楽曲の残り時間が大きく表示されており、
サブ画面の使い方としては 悪くないと思います。


メインモード以外を見てみても、目標消費カロリーの設定や プレイリストの作成など、
フィットネスソフトとして だいたいのポイントは押さえてあります。



収録楽曲に惹かれるものがあれば、手を出してみてもいいでしょう。



ちなみに、ベルトは以下のオフィシャルショップで単品販売も行われています。

https://www.afaa.co.jp/store/prod_view_47683